VEX

VEXとは

STEM教育教材「VEXロボティクス」

「VEXロボティクス」の魅力は、多様な経験を積める仕組みが、教材としてすでに構築されている点です。

■ ハード/ソフトの制約が少ない

ロボット教材によっては、形状によってできる範囲が限られてしまう場合があります。しかし「VEX」を構成するパーツは多彩です。未就学児向けの小さなデバイスから、構造体を作るためのモーター、歯車、センサー、スナップオン式の構造パーツ、さらに強度が高い金属など、「作りたい」と思った形を実現できる材料が揃っています。

また、ロボットを動かすプログラミングにも習熟度に合わせた教材があります。PCやタブレットを使わなくてもロボットを動かせるコーダーカード、画面上でパズルのように組み合わせるビジュアルプログラミング言語、高度な命令を構築できるテキスト型言語があり、どの段階でも自分が作ったロボットを自由に動かせる楽しさを秘めています。

■ 国際的な競技大会で対応力が養われる

世界中で学ばれている「VEX」には国際的な競技大会が設定されています。当日にペアとなるチームが発表され、コミュニケーションを取りながら共同作業を行うのが特徴です。会場では当然ながら英語で意思を確認し、異文化を持つ仲間と協力しなければいけません。英語での交流は日本開催の場合でも求められ、そこで得られる経験は単に「良いロボットを作って競技に勝つ」以上の価値があります。

実践はとてもシームレスで、必要に応じて子どもたちは自ら考え、自ら方法を選んで、非認知能力を伸ばしていきます。取り立てて「グローバル」と言わなくてもその環境に馴染み、時には想定外のアクシデントもありますが子どもたちは自分の力で乗り越えます。「これをしなさい」というお仕着せの教材ではないからこそ、可能な教育です。

■ 複数領域の学問に取り組める

「VEX」に触れると、複数領域の学問が身につきます。コンピューターサイエンスやエンジニアリングはもちろん、デザインやコミュニケーション、比較文化や語学の課題にも遭遇するからです。それらを総合的に考え、作りたいベストなプロダクトにどう落とし込むか。豊富な材料を使って何度でも試せます。「Learning by Doing(なすことで学ぶ、作ることで学ぶ)」は「VEX」がとても大切にしている概念です。

■ Quick & Dirtyのマインドを醸成する

多くのアクシデントや不具合に遭遇し、自らの工夫で解決する体験が積み上がっていくと、自ずと「Quick & Dirty」のマインドが醸成されます。100%の完成をめざすのではなく、まず作って試してみる。新たな問題点が見つかったら改めて考える。社会の変動性が高まる今、小中学生の時点でこのマインドを身につければ、将来の変化にも柔軟に対応できるはずです。

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基本的なコーディング知識だけでなく、応用する力をつけて創造したい価値を探り、主体的に実現していく。子どもたちにその喜びを伝えるなら「VEX」というプラットフォームは最適です。「DOHSCHOOL」で提供するほか、すでに小中学校などの公教育や企業研修でも導入実績があります。興味のある方はぜひお問い合わせください。

VEXロボティクスのプラットフォーム

VEX 123

未就学児〜7歳くらいまでが対象です。専用のデバイスを使うので、プログラミング言語が分からなくても「自分の意図に合わせてロボットを動かせる」というロボティクス基礎を楽しく教えられます。最も易しいタッチによるシーケンス制御からスタートし、習熟度によって「専用プログラミングカード」やブロック型言語「VEXcode 123」が使用可能。本格的なプログラミングの初歩までをフォローできるセットです。

まずは楽しく触れられるようにカラフルなパーツやカードが揃っており、塗り絵や紙工作と併せて創造的な遊びからロボティクスまでをつなげられます。ロボットを動かすフィールドは自由に組めるため、場所を選ばずに「VEX 123」を導入できます。この段階から英語でのコーディングに慣れておくと後々もグローバル環境に対応しやすくなります。

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VEX GO

7〜10歳くらいまでが対象です。好きな形でロボットを組み立てられる、カラフルな「工作キット」が大きな特徴です。キットにはモーターや歯車、センサーがあり、組立式のプラスチックパーツを使って創造的なオリジナルロボットが作れます。ここに自分で組んだプログラムを走らせ、狙った動作を実現できるように調整します。まさに「ロボットを手作りして動かす」体験ができるセットです。説明書には30種の組立サンプルがあるので初めてでも楽しめます。

また、競技大会という舞台で多角的にロボティクスを学べる「VEX GOコンペティション」も用意されています

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VEX IQ

10〜14歳くらいまでが対象です。「VEX GO」では主に「モーターの動力と向きをどのように制御すれば狙った動作を実現できるか」を考え、試行しました。「VEX IQ」では公式競技大会への出場が可能となり、世界大会出場を目指すこともできます。また、各自が思い思いにロボットを作る好きに作る段階から「問題解決に向けてどう思考し、いかに試行錯誤したか」を表現する段階へ上がります。競技大会出場を通じて、チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーションなどエンジニアリング以外のスキルも高められます。

競技ではロボットの改善を記録した「エンジニアリングノートブック」と英語による「インタビュー」も大事な評価基準の一つです。プログラミング言語もビジュアルプログラミング言語、Python、C++の3種類から選択して使います。

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VEX V5

中学生〜大学生くらいまでが対象です。使用できるパーツはオール金属となり、精度や強度も変わってきます。ネジやナットなどの構造部品を扱い、社会で求められるエンジニアリングに必要なスキルも身につきます。この段階からは、ほとんどの生徒はビジュアル型からテキスト型のプログラミング言語へと移行します。オリジナルのソフトウェア「VEXcode」のコードビュアー機能を使うのでスムーズに実践できます。

ここでも国際的な競技大会があり、より高度なロボティクスによる問題解決が求められます。しかし必要な能力はすでに子どもたちが備えており、大人はコーチやメンターとして見守る場面が増えるのもこのレベルの特徴です。

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